前回はCatalyst Center(DNAC)の初期セットアップに関して手順をまとめました。
今回はCatalyst Centerにサイトの作成を行いたいと思います。
サイトはMerakiで言うところのNetworkに該当するもので、本社や支店等の物理的な拠点を示すことが一般的なようです。
ネットワーク階層
サイトは階層で設定されることが一般的です。
例えばグローバルにNetworkを構築しCatalyst Centerで管理する場合には、
Japan > Tokyo > headquaters > 1F
のように、
国 > 地域 > 拠点名 > フロア
で表すことができます。
これは一例であり、Globalに展開しないことが前提であれば、いきなりTokyoやOsakaのように地域から設定しても問題ありません。
サイトの作成
「設計 > ネットワーク階層」へ移動します。
「サイトの追加 >エリアの追加」をクリックします。
エリア名として「Japan」とし、「追加」をクリックします。
次に「Japan」の下に「Tokyo」エリアの追加を行います。
次に「Tokyo」の下に”建物”を追加します。
今回はCisco Officeという建物を追加してみます。
建物名(Cisco Office)と住所を入力します。
最後にフロアの設定を行います。
今回は27Fとしてフロアを設定します。
ここでフロア図面を取り込むことも可能ですが、今回は割愛します。
これでサイトの作成が完了です。
「Japan > Tokyo > Cisco Office > 27F」という階層が作成されていることを確認してください。
また、設定した住所が地図上に正しくマッピングされているかも合わせて確認してください。
まとめ
今回はCatalyst Centerでサイトを作成する手順をまとめました。
サイトの階層構造に関しては決まりはありませんので、先に書いた通り日本以外のCisco機器を管理する必要がない場合にはいきなり「Tokyo」といった都道府県名から始まったり、拠点数が多いようでしたら「Kanto」とかエリア名を入れても良いかもしれません。
この作成したサイトに対して管理対象デバイスをマッピングしていくことになりますが、それは次回の記事でまとめていきたいと思います。