Catalyst Center Legacy Deviceの登録

Catalyst Centerでサポートされるデバイスは下記リンクにて互換性情報が提供されています。

www.cisco.com

Catalyst9000シリーズ等、現行販売機種に関しては何ら気にすることは無いのですが、DNAに対応していない古いCatalystバイスに関してはLegacyデバイスとして扱われており、Catalyst Centerのサポートは限定的になっています。

今回は、Legacyデバイスとして扱われているCatalyst3560CGをCatalyst Centerに登録してみたいと思います。

Catalyst3560CGのサポートステータス

LegacyデバイスのCompatibility Matrixは下記URLに記載されています。

www.cisco.com

Catalyst3560CGのサポートは全ての項目が"L"もしくは"NA"となっており、かなり限定的なサポートとなっていることがわかります。

これはすでにCatalyst3560CGがHardwareとして2021年10月31日にEnd Of Supportを迎えているためCatalyst Centerにて同様にサポートができないことを示しています。

www.cisco.com

しかし、Cisco社としてサポートは出来ない限定的なサポートだとしてもCatalyst Centerに登録・管理は可能となりますので、これらLegacyデバイスCatalyst Centerでどのように見えるのか?を確認したいと思います。

Catalyst3560CGをCatalyst Centerへ登録

まずはCatalyst CenterへCatalyst3560CGを登録します。
とは言っても、Catalyst9000シリーズでの操作と何ら変わりはありません。
「プロビジョニング > インベントリ」へ移動します。

「デバイスの追加 > Single Device」をクリックします。
(今回からCatalyst Center Ver2.3.7となったのでGUIが少し変更になりました)

IPアドレス等必要な項目を入力します。

そうすると何の問題もなく(?)デバイスの登録は完了します。

次にデバイスをサイトに割り当てます。
手順は割愛します。

バイスの詳細の確認

登録したデバイスの詳細を確認してみます。

とても限定的なサポートとは思えないくらいCatalyst9000シリーズと同様に見ることができそうです。

GUIのポートをクリックしてみると、InterfaceのVLANの変更も可能なようです。

インベントリからトポロジをみてみると、これまたCatalyst9000シリーズと同様に表示されます。

Configのバックアップも行われています。

Catalyst3560CGに接続されているデバイスの情報も表示されます。

Legacyデバイスのライセンス

ちなみに、LegacyデバイスはそもそもDNAライセンスが販売されていないということもあり、Catalyst Centerとしてもライセンスを要求していません。

まとめ

まずはざっくりとLegacyデバイスを登録して基本情報を確認してみました。
オフィシャルには限定的なサポート(事実上の未サポート)なデバイスとなりますので過度な期待は出来ないのですが、Catalyst Centerに登録し日常的に管理を行うことは出来そうです。
Network上の全てのCatalystがCatalyst9000シリーズであることはそれほど多く無いと思います。
そのようなNetworkな環境においても古いCatalystCatalyst Centerに登録してみることもアリなのかもしれません。
もちろん、未サポートなデバイスなので自己責任で。