Catalyst Center Legacy Deviceで未サポートなSWIMを行ってみる

前回はCiscoとしてサポートの終了しているCatalyst3650CGをCatalyst Centerに登録を行うと言うのをやってみました。

今回はLegacy扱いとなっているCatalystでSWIMを行ってみたいと思います。

Catalyst3560CGの互換情報の確認

前回同様LegacyデバイスとしてCatalyst3560CGを使いたいと思います。
Catalyst Centerの互換情報を見てみると、Catalyst3560CGのSWIM機能は"NA"となっており、機能が提供されていないように見えます。

普通に考えるとSWIM機能は使えないと判断しますが、念の為確認を行なってみます。

www.cisco.com

IOSイメージのダウンロード

まずはCatalyst3560のIOSイメージをダウンロードします。

Catalyst3560CGを選択します。

Version変更を行いたいイメージを選択しダウンロードします。
今回は15.0(2)SE12を選択します。
Classic IOSではbinイメージとtarイメージがありますが、binイメージを選択してください。
私が検証した結果ではtarイメージでのVersion変更はできませんでした。

しばらくするとダウンロードが完了し、ゴールデンイメージとしてマーキングがされます。

イメージの更新

「プロビジョニング > インベントリ」へ移動します。

「イメージの更新」を選択します。

通常のオペレーションと同様にSWIMの手順を行います。

今すぐソフトウェア配信とアクティベーション(再起動)を選択します。

しばらくすると、無事Version変更が完了していることが確認できました。

まとめ

CiscoのCompatibility Guide上でNAとなっている機能においても実際に設定を行ってみると特に問題なく完了することが確認できました。
とは言え、今回確認したのはサポートが終了となっているデバイスです。
これらに対して今更IOSのVersion変更を行うことはそれほど多くは無いと思いますし、Ciscoとして何らサポートを受けることのできない機能となりますので実際に実施する場合は注意が必要です。