Cisco UPOE対応製品で802.3btを有効にするコマンド

Ciscoは独自のPoE規格として60W給電可能なUPOEを採用していました。
これに追いつく形で60W給電可能なIEEE802.3bt Type 3が標準化されています。
同じ60W給電可能なPoE規格となるのですが、それぞれに互換性はありません。
Cisco IOS-XE 16.12.1からIEEE802.3btをサポート開始となっていますが、異なる企画であるためどちらのモードで動作させるかを設定する必要があります。

Switch(config) # hw-module switch x upoe-plus

このコンフィグはグローバルコンフィグレーションモードとして設定する必要があるため、Cisco UPOEとして動作させるか、IEEE802.3btモードとして動作させるかは筐体レベルで選択する必要があり、Interface毎での設定の切り替えは出来ないようです。

デフォルトでは"no"の状態となり、Cisco UPOEおよびIEEE802.3atでの給電となるようです。

また、このコンフィグを投入するとスイッチの電源が再投入されてしまうので注意が必要です。もちろん"Y/N"を聞いてくるので間違って投入しても"N"で回避は可能ですが。

今回は小ネタなのでここまです。

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