無線LANにおける5GHz(W53、W56)の利用において避けては通れないDFSの実装に関して簡単にまとめてみました。
APが気象、空港、軍事レーダーを検知した場合、即座にAPの利用を停止し、他の干渉の無いチャンネルに移行する仕組みとなります。
1.レーダー派を検知
W53、W56を利用中の無線Access Pointは常にレーダー派と干渉した場合、260msec以内でそのチャンネルの利用を停止します。
10秒以内に他のチャンネルへと移行する準備を行います。
2.移行したチャンネルで電波送信前にスキャン
新たなチャンネルにおいて再びレーダー派の検知が行われないか1分間スキャンを行います。
1分間のスキャンの後、干渉が検知されない場合に電波の送信を開始します。
3.移行後も継続してレーダー派との干渉を確認
再びレーダー波を検知したとしても、1.で干渉したチャンネルは30分は利用せず他のチャンネルから利用されます。