間も無くISRv、CSR1000VのEnd of Salesとなります。
後継機種は共にCatalyst8000Vとなります。
End of Sales情報
ISR1000v
End of Sales Date : 2022年12月16日
End of Software Maintenance Release Date : 2023年12月16日
Last Date of Support : 2027年12月31日
CSR1000V
End of Sales Date : 2022年12月16日
この仮想ルーターのEoSにおいては、IOS XE 17.3.xのEnd of Salesと関係しています。
IOS XE 17.3.x
End of Sales Date : 2022年3月31日
End of Software Maintenance Release Date : 2023年3月31日
Last Date of Support : 2027年3月31日
ISRv、CSR1000V共にIOS XEで動作しており、そのIOS XE 17.3のEoSalesに伴いこの2つの製品をCatalyst8000Vに統合しリブランディングしたものと考えて良いと思います。
ISRv vs CSR1000V
簡単にISRvとCSR1000Vの違いについて触れておきたいと思います。
ISRvはCiscoの仮想基盤(NFVIS)が動作するECNSもしくはUCSサーバ上で仮想マシンとして動作する仮想ルーターとなります。
一方でCSR1000Vはより汎用性が高くVMware ESXi、MS Hyper-Vのようなオンプレミスの仮想基盤や、AWS、Azureのようなパブリッククラウドへの実装が可能になります。
Cisco IOSベースでInternet VPN構成でAWS等のヘッドエンドとして利用されるケースが多いと思います。
Catalyst8000V
IOS XE 17.4からCatalyst8000Vへ統合されています。
これによって、これまでは仮想ルーターを利用したいプラットフォームに応じてISRvかCSR1000Vかを使い分けていただく必要があったのですがそれが必要なくなったことになります。
Catalyst8000Vは
に対応しています。
ライセンス最低期間に注意が必要
これまでは最低1年からライセンスを購入することが可能でしたが、Catalyst8000VはDNAによるサブスクリプションライセンスへと変更になるため最低期間は3年となってしまいます。3年未満の短期的な利用を想定されている場合はご予算も含めて注意が必要かもしれません。