Meraki MRで特定の周波数帯でのみSSIDを利用可能にする方法

前回は一部のタグの機能を利用して有効とするSSIDを一部のAPにのみに限定する方法をまとめました。
今回は2.4GHz、5GHzそれぞれの周波数帯で有効にするSSIDを制限したい場合の設定をまとめておきます。
例えば、社員用のSSIDは5GHzのみに限定し、ゲスト用のSSIDでのみ2.4GHzを開放したいようなイメージとなります。

RFプロファイルの設定

ワイヤレス > 設定 > 電波設定 > RFプロファイル」を選択します。

Defaultで用意されている「基本的な屋内プロファイル」をそのまま利用しても良いですし、複数のプロファイルをAPで使い分けたい場合には新たにプロファイルを作成しても良いと思います。
今回はデフォルトのプロファイルを利用することにします。
バンド選択」で「SSIDごと」を選択します。
今回のケースでは、「SSID : CORP」に対して2.4GHzのチェックを外します。

設定を保存します。

アクセスポイントにプロファイルをマッピングする

概要」を選択しMRの一覧を表示します。
上記で設定したプロファイルを紐付けたいMRを選択し、「設定を編集 > プロファイルの割当」を選択します。

上記で設定したプロファイルを選択し設定作業は終了となります。

まとめ

本日まとめたRFプロファイルによる周波数帯別の有効とするSSIDの制限と、先にまとめたタグによるAP単位でのSSIDの制限を上手く組み合わせることによって柔軟な企業無線LANの構築が可能になると思います。
Merakiはシンプルな設定であることが特徴となりますが、さまざまな要件に対応することができるでしょう。