Meraki MV クラウドアーカイブで必要とされる帯域

Meraki MVは筐体内に持っているSSDに記録した動画が保存されます。
そのSSDサイズと記録する解像度およびビットレートによって記憶できる動画の日数が変わることになります。
長期で動画を保存したい場合はMeraki Dashboardを介して動画をExportするか、オプションのライセンスを購入することによってAWS上に同時録画を行うことが可能になります。

クラウドアーカイブ有効時に設定可能なVideo品質

クラウドアーカイブが有効にした場合、一部のVideoの解像度およびビットレートの設定ができなくなります。
クラウドアーカイブが有効な場合に設定できるVideo品質の組み合わせは下記の通りです。

Camera Model 動画の解像度 Standard Quality Enhanced Quality
MV21
MV71
720p
MV12
MV22(X)
MV72(X)
720p
1080p
MV32 1080p  
2058x2058  
MV2 720p
1080p  
MV52 720p
1080p  
MV63(X)
MV93(X)
1080p

1080Pの中解像度(Enhanced Quality)が選べないとか、4MPが選択できなくなります。

AWSとの通信に必要となれる帯域

随時AWSとの間で通信が発生するのですが、実際にどれくらいの帯域が必要とされるのでっしょうか?
Merakiドキュメントを見てみても、「Required upload bandwidth of >1 Mbps per camera.」としか書かれておらず、1Mbps以上と言われてもNetwork管理者としては少し困ってしまいます。
私が調べられる限りでおおよその必要となる帯域をまとめておきたいと思います。

MV12、MV72
1080P 1024Kbps@5fps、1562kbps@15fps
720P 500kbps@8fps、765kbps@15fps
MV63、MV93
1080P 950kfps@8fps、1400kbps@15fps
MV52、MV2
1080P 1024kbps@8fps
720P 500kbps@8fps、765kbps@15fps

まとめ

ざっくりとした帯域としては1080Pで標準画質の場合は1Mbps、中程度画質の場合は1.5Mbpsとなるようです。
一つの拠点から数多くのMVの動画をAWS上に保存する場合はInternet回線の帯域を逼迫させないように解像度を720Pに落とす等注意が必要になる場合があるかもしれません。