今回はMeraki(Cisco?)の新機能であるWorkflowsの超基礎設定および動作確認をしてみたいと思います。
WorkflowsはMerakiアカウントを持っていれば誰でも無償で利用できるドラッグ&ドロップベースのノーコードでの自動化ツールです。
このツールは追い込めば追い込むほど色々なことができる可能性を持っているのですが、それは全てユースケース次第でということになります。
今回は、このWorkflowsを使ってMeraki MXの再起動をタイマーを使って毎日定時に再起動させるといった仕組みを作ってみたいと思います。
1.ターゲットの作成
まずはターゲットの作成を行います。ターゲットという言葉が分かりにくいのですが、まずは単純にこのWorkflowsで自動化を行うSolutionおよびサービスのAPIキーの雛形を設定するものと考えてください。
今回はMerakiのAPIを利用するだけなのですが、Meraki以外にもさまざまなSolutionのAPIを利用することができるので、それぞれのAPIキーをあらかじめ設定しておくことになります。
「オートメーション > Workflows > ターゲット > アカウントキー」へ移動します。
「New account key」をクリックし、APIキーの入力を行います。
この作業のためには予めMerakiのAPIキーを生成しておく必要があります。
「アカウントキーの種別」として「Meraki Credentials」を選択します。
あとは適当な名前と、予め生成しておいたMeraki API Keyをペーストして保存します。

「ターゲット」タブへ移動し、「New Target」をクリックします。
「ターゲットタイプ」として「Meraki Endpoint」を選択します。
あとは適当な名前と先ほど作成したアカウントキーを選択します。

これでWorkflowsでMeraki APIを使う事前準備は一旦完了です。
2.DevnetサイトでMeraki APIの確認
ここで一旦Meraki APIのリファレンスガイドを確認しておきます。
今回の試験で行いたいのはMerakiデバイスの再起動をAPIを使って行うことです。
DevnetサイトでそのようなAPIが存在するのかを予め確認しておきます。
上記リンクのAPIを使えばMerakiの再起動ができることが確認出来ました。

このAPIを使うためには再起動を行いたいデバイスのシリアル番号が必要だと言うことが分かります。
3.Workflowの作成
ここからWorkflowを実際に作成していきます。
2026年1月現在、このWorkflowのGUIの動作が少し重いようです。
少し気長に設定してみてください。
「オートメーション > Workflows > ワークスペース」へ移動し、「作成」をクリックします。
今回は一からWorkflowを作成するので、「Blank Custom Workflow」を選択します。

適当な名前をつけます。

ここからが少しGUIが重くなります。
先ほどDevnet上で調べたAPIを検索し、ドラッグ&ドロップします。
Workflowsに限ってはMeraki Dashboardは英語表記にしておいた方がイメージしやすいかもしれません。


再起動を行いたいデバイスのシリアル番号を設定します。

次に、予め設定したターゲット(APIキー)を選択します。

今回の検証においては設定はこれだけです。
ここで手動いてこのWorkflowを起動させても良いのですが、今回は敢えてタイマーを設定し毎日同一時刻で再起動を行うように設定してみたいと思います。
4.ルールの作成
「オートメーション > Workflows > ルール」へ移動し、「Add automation rule」をクリックします。
今回はスケジュールでWorkflowを起動したいのでタイプを「Scheduled Rule」を選択し、適当な名前をつけます。
今回は、毎日、日本時間朝4時に再起動としたかったので、それに合わせて設定を行います。
何気にタイムゾーンの設定があるのは嬉しい。
そして、最後に先ほど作成したMerakiデバイスの再起動APIを叩くWorkflowを選択します。

あとは翌朝を待つだけです。
5.Workflowが実行されたことの確認
「オートメーション > Workflows > 実行」へ移動します。
先に設定したルールによる朝4時の時刻に合わせて再起動APIが叩かれていることが分かります。

これだけでは信用ならないので、このデバイスが本当に再起動になっていたのかを確にしてみます。

見事、朝4時に再起動となっています。
まとめ
Meraki Workflowsを使って、簡単にMerakiデバイスの再起動を行うことが確認出来ました。
正直なところ本文でも触れましたが、Workflowsの設定画面が私が検証した際にはかなり重く、かなり根気良く設定してあげる必要があります。
今回の内容に限って言えば、Pythonで自分で書いた方が早いし、ChatGPTで「Merakiのデバイスを再起動するPythonコード作って」ってお願いすれば秒で返してくれると思います。
しかし、このWorkflowsの素晴らしいところは、ユーザにて実行する環境を用意することなくMeraki Cloud内にて完結できることです。
個人的には複雑な要件をWorkflowsで行うことはそれなりの経験が必要になると思うのですが、今回のようなシンプルな要件の場合は十分に使えると思います。