先の2つの記事では、ハイエンド、ローエンドのそれぞれのWi-fi 6無線Access Pointの紹介をしてきました。
本日は屋外に設置することを目的とした無線APを紹介したいと思います。
機能比較表
MR76 | MR78 | MR86 | ||
2.4GHz | Spatial streams | 2x2:2 | 2x2:2 | 4x4:4 |
Performance | 286Mbps | 286Mbps | 1.1Gbps | |
5GHz | Spatial streams | 2x2:2 | 2x2:2 | 4x4:4 |
Performance | 1.2Gbps | 1.2Gbps | 2.4Gbps | |
Total Performance | 1.5Gbps | 1.5Gbps | 3.5Gbps | |
WIDS/WIPS | ○ |
△ |
○ | |
BLE | ○ | ○ | ○ | |
Interface | 1G | 1G | 2.5G | |
PoE | 802.3af(15W) | 802.3af(15W) | 802.3at(30W) | |
MU-MIMO | UL/DL | DL | UL/DL | |
MTBF | 1,315,612 | 257,215 | 1,566,656 |
屋外対応APはすべてIP67に対応しています。
BluetoothはBeaconおよびデバイス検知のみをサポートしています。
Meraki MT等を接続したデータ通信には対応していません。
外部アンテナスタンダードモデル MR76
屋外設置に対応したWi-fi 6としてはスタンダードな製品となります。外部アンテナタイプとなりますので設置場所や利用用途に合わせて柔軟にアンテナの選択が可能になります。
2.4GHz、5GHz共に2x2:2となっておりますが、屋外での用途を考えるとクライアントの密度も多くないことが想像されますのでこのれくらいのスペックで十分だとは思います。
内部アンテナローエンドモデル MR78
MR78は内部アンテナタイプの屋外設置型APのローエンドモデルとなります。
MR76と同様に2.4GHz、5GHz共に2x2:2となっておりパフォーマンスの差異はありません。
しかし、MR28と同様に専用のSecuriy Radio Interfaceを搭載しておらず、WIPS/IDS機能を持っているもののベストエフォートでの対応となっていることに注意が必要です。
4x4:4対応ハイエンドモデルMR86
ハイエンド製品であるMR86は唯一2.4GHz、5GHz共に4x4:4に対応しています。
これに伴いmGig 2.5Gbpsにも対応していますので屋外でハイパフォーマンスなAPが必要な場合はこのMR86の一択になるでしょう