Meraki Display 表示遅延の計測

本日は新機能であるMeraki Displayの表示遅延を計測してみました。
現状のMeraki Displayアプリの実装としてLive動画のみの表示となり、MV内に録画された過去の動画は見ることは出来無さそうです。
Liveでの視聴においてどれくらいの遅延が発生するのかは気になるところです。

Meraki Displayでの表示遅延計測

MVで時計を写しApple TV上のMeraki Displayアプリで表示させています。
それをiPhoneで撮影してみました。

赤枠で囲んだ2つを見比べていただければと思いますが、実際に撮影した時間が12時52分24秒となっており、Meraki Display上で表示されているのは12時52分10秒となっています。
表示のずれは14秒となっていることがわかります。

RTSPでの表示遅延計測

MVで動画を出力する他の方法としてRTSPがあります。
このRTSPを使って同じAppleTV上のVLCアプリを使ってMVのLive画像を見てみたいと思います。
RTSP有効化の設定は、「カメラ > 監視 > カメラ」から、「設定 > ビデオ設定」タグを選択します。
外部RTSP」を有効にし、そこに表示されたLinkをVLCに入力してStreamを表示させます。

撮影した時間は12時55分56秒、VLC上の表示は12時55分53秒となりますので3秒のみのズレとなることが分かりました。

まとめ

Meraki Displayは14秒程度の表示遅延があり、リアルタイム性を問われる用途には適していないことが分かりました。
一方でRTSPは遅延が少ない結果となりましたが、それでも3秒程度の遅延となっています。
Meraki Displayの良さはMVの元からの機能であるVideoウォールによる複数MVの画像を一画面に表示させる事や、MVに対して直接のIP疎通性が無い状態でもMeraki Cloudを介してVideoを受けることができるというメリットもあります。