Meraki MR Access Pointを異なるNetworkへ移動させてみる

今回はMeraki MRの設定でNetworkを移動した場合にどのようになるのかを検証してみます。
大規模な環境においてはMerakiでは1つのNetworkにおいて2,000〜5,000デバイス内に抑えるべきと記載されています(設定の最大数は20,000)。

candm-network.hatenadiary.jp

初めは1つのNetworkにデバイスを設定して管理しており、規模の拡大に伴いNetworkを分離する必要があった場合を想定して検証を行います。

検証環境

既存環境としてNetworkをNW1とし、そのNetwork内のSSIDとしてNW1-WiFiとしています。
移行先のNetworkとしてNW2を作成し、SSIDをNW2-WiFiとして検証を行います。
MRをNW1からNW2に移動させてみます。
物理的な設定変更は行わずMRに対してPoEで通電した状態での挙動を確認します。

NW1の確認

まずは既存環境であるNW1での状態を確認します。
「ワイヤレス > 監視 > アクセスポイント」からMRのステータスを確認します。
該当のMRのステータスは緑(グリーン)となっていることを確認します。

iPhoneSSID NW1-WiFiに接続できているのかを確認しておきます。

MRをNW2へ移動

NW1に属しているMRをNW2へ移動させます。

移動させた後、NW2へ移動し、MRの状態を確認します。
ステータスが緑(グリーン)になっています。

暫くした後、再びiPhoneSSIDを確認します。
NW1用のNW1-WiFiから切断された状態になっており、その代わりNW2-WiFiSSIDのリストに表示されているので接続を試みます。

無事NW2のSSIDで接続が出来たことが確認できました。

まとめ

今回は検証として分かりやすいようにNetwork間でSSIDを異なるものに設定しました。
同一のSSID設定とした場合はエンドユーザは設定が変更されたということを意識しないままで作業が行えることになるでしょう。

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