先の記事でMeraki MRではワイヤレスインターフェースではRx(Upstream)のみパケットキャプチャが可能であることをお伝えしました。
Meraki R30 FirmwareからTx(Downstream)においてもPacket Captureできるようになりましたので実際に試してみました。
Packet Capture取得画面
R30がインストールされたMRがNetworkに存在する場合、これまで表示されなかった「Tx Capture」の文言が追加されています。
Defaultでは「Tx Capture」はOffとなっているのでこれまでのキャプチャと同じでUpstreamのみキャプチャされることになります。
Tx Capture OFFの状態でキャプチャ
まずはこのDefaultの状態でキャプチャを取ってみます。
Upstreamのみ取得可能となっていますので、クライアントからのICMPはキャプチャできているものの、DownStreamに関しては取得できていないことが確認出来ます。
Tx Capture ONで取得
次に新機能である「Tx Capture」を有効にしてPacket Captureを行います。
そうすると、無事DownStreamのパケットも取得できていることが確認出来ます。
MRから送信されるフレームの取得も可能
MR自身から送信されるフレームも取得できるのかを確認してみます。
下のスクリーンショットの通りMR自身から送信されているBeaconも取得できていることが確認出来ました。
まとめ
今回のPacket Captureにより無事DownStreamの取得も出来ることが確認できました。
これにより遠隔からワイヤレス部分のキャプチャの取得が上下とも可能となりますのでトラブルシュートの利便性が向上することを期待しています。