Merakiに限らずクラウドソリューションの売りはユーザが常に最新の機能を使うことができることだと思います。
Merakiでは各デバイスのFirmwareも随時更新され新機能が提供されているのですが、Dashboard内の新機能も随時公開されています。
Firmwareの更新に関しては特に新機能はバグを引いてしまう可能性もあり躊躇されるユーザもいると思うのですが、Dashboardの新機能に関してもバグが無いとは言い切れませんが表示に関わる範囲内だと思いますので新機能を有効的に使わない手は無いと思います。
先日、Dashboardの新機能として"MS Health"が追加されましたのでそれを紹介したいと思います。
Switching Overviewの有効化
Dashboardの新機能を試すには有効化を行う必要があります。
これは先行的に試されるユーザのみ必要な設定で(恐らく)一定数以上のユーザが該当の機能を有効化し、特に問題がないとMerakiにて確認できれば後にDefaultで有効となるのだと思います。
有効にするには、「オーガナイゼーション > 設定 > 新機能を試す」に移動します。
今回はSwitching Overviewを有効化します。
そうすると、無効時には「ネットワーク全体 > 監視 > クライアント」だったのが、「Health & Clients」に表示が変わります。
もちろんこの機能を無効化にすることもできますので、使ってみて何らかの不具合にあたってしまった場合にはDisableにしてください。
Switching Overviewの表示
「ネットワーク全体 > 監視 > Health & Clients」に移動します。
これまで通り、Network内の各MerakiデバイスのステータスとクライアントトラフィックのUtilization、そしてクライアントの一覧を見ることができます。
Switching OverviewはSWITCHESをクリックし表示します。
Switching HUBの表示内容
1.アラート
「オーガナイゼーション > 監視 > アラート」(これも新機能)と同じ内容のアラートが表示されます。
違いは(当たり前ですが)MSのみのアラート表示となることだけです。
2.Switch clients
MSに直接接続されていて、現在アクティブなクライアントの数が表示されます。
3.Events and errors
MSにて発生しているイベントとエラーの数が表示されます。
STPイベント、Loopの検知、そしてPortで発生しているエラーの数が表示されます。
エラーとはCRCエラー、VLANミスマッチ、PoEエラー等がカウントされるようです。
4.PoE and data usage
MSのPoEの容量が残り10%未満になった場合、Broadcastの通信量が20%以上、マルチキャストが50%以上なったら通知されるようです。
5.Active switchports
Network内のMSのPortの利用状況が確認できます。
マウスでフォーカスするとより具体的な数字を確認することができます。
まとめ
Network内のMSのアラート確認や利用状況の確認を簡単に行うことができるようです。
しかし、Meraki Dashboard上に同じようなページが複数ある感じで直感的に目的としたページへ辿り着くことが少し難しくなってきているような気がします。
これはMerakiのメリットというか特徴でもあると思うのですが、新機能や新ページがどんどん追加されていき古い機能やページはユーザが少なくなったら退役させると言った感じで、一定期間は同じようなページが複数存在するということなのでしょう。