これまでのMeraki DashboardではMerakiの各デバイスのCPUやMemoryのUtilizationを確認することはできませんでした。
SNMPに関してもMerakiでは標準MIBやI/F MIBのみのサポートとなっており、同様に確認することはできません。
Meraki Dashboardにおける新機能でAP Device Health機能が実装されましたので、本機能をまとめておきます。
1.機能の有効化
2025年1月現在ではこのAP Device Health機能はベータ機能となっており、この機能を利用する場合は有効化にする必要があります。
「オーガナイゼーション > 設定 > 新機能を試す」へ移動します。
「AP Device Health」機能を有効にします。
2.機能の確認
機能を有効にすると、アクセスポイントページにて「デバイスヘルス」タブが表示されるようになります。
デバイスヘルス画面では以下の情報を確認することができます。
・システムリソース
これは待ちに待った情報だと思います。
APのCPU、Memory Utilizationを確認することができます。
・システムステータス
APの消費電力、電源モード、APの再起動を確認することができます。
PoEによる給電で低電力となった場合、APのFirmwareがクラッシュしてしまい意図しない再起動が発生してしまった等、これまで確認が難しかった情報を簡単に取得できるようになりました。
まとめ
これまでMerakiでは取得することができなかったCPU、Memory Utilizationの取得が可能になりました。
しかし、この機能はAPでのみ実装されており、SwitchやMXでは未だ確認することができ無いことは記憶しておく必要があります。