Meraki MS 設定の複製

今回はMeraki MSで設定を複製する手順をまとめておきます。

これは、MSがHW不良が発生しRMA等で良品と交換する場合に使われる機能となりますが、単純に同じ設定のSwitchを複数台設定したい場合にも利用可能だと思います。

1.MSをNetworkに登録

まずは、MSをNetworkに登録します。
今回は、MS220を2台用意し、それぞれMS220-OLD、MS220-NEWという名前にしておきました。
この手順ではMS220-OLDの設定をMS220-NEWに複製する手順で説明したいと思います。

2.コピー元(MS220-OLD)の設定を確認

コピーの元となるMS220-OLDの設定を確認しておきます。

今回はPort2に対してAccess Port VLAN2とし、DescriptionでVLAN2Interfaceとして設定を行いました。

3.設定の複製

次に実際の設定の複製を行います。

コピー先(MS220-NEW)にチェックを入れて、複製ボタンをクリックします。

コピー元(MS220-OLD)を検索し選択します。

 

この後、コピー先(MS220-NEW)に設定が反映されるまで暫く待ちます。

4.コピー先(MS220-NEW)の設定を確認

最後にコピー先(MS220-NEW)に設定が反映されているか確認をします。

MS220-OLDのPort2に設定されていた内容がMS220-NEWにも設定されています。

5.複製されない設定

上記の手順のように簡単にSwitchの複製が可能ですが、幾つか設定が複製されません。

・管理用IPアドレス

・スイッチ名

・レイヤ3の設定(SVI、DHCPマルチキャスト、OSPF)

Core Switch等L3デバイスでは手動での複製する設定は多いようです。

6.まとめ

今回はMeraki MSの設定を複製する方法をまとめました。

Access SwitchのようなL2デバイスであれば、ものすごく簡単に設定の複製が可能であることが分かったかと思います。

MSに万が一HW不良が発生したとしても、Meraki Dashboard上で複製処理を行っておくだけで、あとは良品MSと交換するのはNWの知識がない人でも十分に作業を行うことができると思います。

documentation.meraki.com