Meraki MR (Software Version)30からWEPキーがサポート外になります。

ようやくこのアナウンスがMerakiから出されました。
我々ユーザーとしてWifi(当時はIEEE802.11bが主でした)を利用するようになってもう20年の時間が経過しました。
その当時はWEPキーが暗号化の主流でしたが、今や簡単にその暗号を解除することが可能となっており、WPA、WPA2、WPA3と暗号化の技術が新しくなってきています。
MerakiでもこれまではWEPキーをサポートしていましたが、MR 30(Software Version名です)からWEPキーのサポートが終了となり設定することが出来なくなることがアナウンスになりました。

MR29までのWEPキーの設定はどうなっていたのか?

2024年4月現在MR 29が"安定版"のSoftwareイメージとなっていますが、このVersionではどのようにWEPキーは設定表示されていたのでしょうか?
ワイヤレス > 設定 > アクセス制御」に移動します。
設定のどこを見渡してもWEPキーの設定項目はすでに存在しません。
WPAに関する設定項目のみのようです。

でも実は存在するのです。
UIを新しいMagneticデザインで表示するのではなく、旧デザインに変更するとWEPキーの設定が表示されるようになります。

このようにしてMerakiとしては継続してWEPキーはサポートしているものの、表示されないようにしてなるべく使わせないようにしているようです。

まとめ

と、本日の内容は短めで終了するのですが、おそらくほとんどのユーザにおいて今日現在もWEPキーを使い続けているということは無いと思っています。
どうしてもWEPキーを使い続ける理由といえば、倉庫とかで使われている古いバーコードリーダがWEPにしか対応していないからとかそんな理由だと思います。
WEPキーは簡単に解読が可能で、そこから攻撃者がNetworkに侵入するということも十分に考えられますのでWEPキーを引き続き使われている場合には早急にWPA2(or3)に移行することをお勧めします。