Meraki MXを初期設定する上で少し悩むのがLAN設定において単一VLANにするか？それともVLAN設定にするか？に関して触れておきたいと思います。
単一VLAN設定を行うケース
まずはデフォルト設定である「単一VLAN(VLANを利用しない)」に関してです。
Meraki MXのLAN側に単一VLANしか存在しない場合は無条件にこの設定になっている場合が多いと思います。
この単一VLAN設定時にのみ有効となる機能が存在します。
それはAuto-VPN構成時にOSPFを有効にしたい場合です。
「セキュリティ&SD-WAN > 設定 > ルーティング」にあるOSPF設定は単一VLAN時にのみ有効化が可能になります。
VLAN設定を行うケース
次にVLAN設定を行う場合です。
VLAN設定を有効にすると、MXのポート設定が可能になります。
単一VLAN設定時にはMeraki Dashboard上で行うことの出来なかったMXのPortのAccess/Trunk設定やポートの有効/無効設定が可能になります。
ちなみにVLAN設定時にOSPF設定を見てみると、
と単一VLAN時のみ設定可能な旨が記載され有効化はできません。
まとめ
個人的にはMXの配下のセグメントが1つしか必要としない場合でも、(複数)VLAN設定にしておき、MXの各ポートの設定がDashboard上から行えるようにしておくほうが良いと思います。
Auto-VPN構成でOSPFによるルートのアドバタイズが必要な場合のみ単一VLANとします。
OSPFでルートをアドバタイズを行う必要があるということはL3デバイスがそんざいするということになりますのでVLAN設定はそちらに委ねるという感じだと思います。
