Meraki MX Version18でサポートされている新機能

今回はMeraki MXのFirmwareであるMX (Version)18の新機能についてまとめておきたいと思います。
2023年3月29日現在MXの安定(Stable)ファームウェア バージョンはMX 17となっており、MX 18は安定版リリース候補(Stable Candidate)となっています。

1. IPv6でAMPとThreatGridのサポート

これはそのままの機能拡張です。
これまで(MX 17)はIPv4通信でしかAMPおよびThreadGrid機能に対応していませんでしたが、IPv6通信においても同機能が動作するようになりました。

documentation.meraki.com

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2. non-Meraki VPNで除外(exclusion)設定が可能なった

MX 17まではAuto-VPN機能に対して除外ルール(Local Internet Breakout)が可能でしたが、MX 18からAuto-VPN以外のVPNセッションに対しても除外ルールの設定が可能になりました。

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3. Secure Group Tags(SGT)が付いたトラフィックの転送

MR、MS(もしくはCisco Catalyst等)で付与されたSGTに対してMXにてルーティングが可能になりました。
VLAN間(Inter VLAN)通信やAuto-VPN越しの多拠点へのルーティングが対象となります。
MX自身でポリシーに基づいたSGTの付与を行う機能はありませんので注意が必要です。

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