今回はCatalyst Switchに接続される端末の情報を取得する方法をまとめておきます。
Catalyst Centerでは本機能はデフォルトではDisableとなっているためEnableにする必要があります。
SwitchのInterfaceの設定確認
まずはCatalyst Switchのインターフェースに設定されている項目を確認しておきます。
機能の有効化
「設計 > ネットワーク設定」へ移動します。
「テレメトリ」をクリックし、「すべてのデバイスでCisco DNA Center有線エンドポイントデータ収集を有効にする」を選択し、保存します。
デバイスに設定を反映させる
「設計 > インベントリ」へ移動します。
設定変更を行うデバイスを選択し、「アクション」から「プロビジョニング > デバイスのプロビジョニング」をクリックします。
設定を行う機器に間違いないか確認します。
デバイスのプロビジョニングを「今すぐ」に設定します。
SwitchのInterfaceの設定再確認
プロビジョニングが完了した後、改めて該当SwitchのInterface設定を確認します。
IPDTの設定がされていることが確認できます。
端末情報の確認
「アシュアランス > 健全性」へ移動します。
「クライアントの健全性」をクリックし、「クライアントデバイス」でCatalystに接続された端末の情報が表示されていることが確認できます。
クライアントの詳細情報を確認します。
この機能はCatalystのIP Device Trackingを利用しているため、この設定では端末の
・IPアドレス
・MACアドレス
・デバイスが接続されるCatalystのInterface
の取得が可能になります。
ホスト名や802.1x認証を行なっている場合はユーザ情報を取得するためにはISEとの連携が必要となります。
まとめ
ネットワーク管理者にとって端末がどのSwitchのどのInterfaceに接続されているのかを迅速に把握できることは重要となります。
エンドユーザからネットワークの障害に関する報告を受けた場合の切り分けとして有効な機能となりますので、Catalyst Centerを利用する場合は初期の段階から本機能を有効にすることを強く推奨します。