先日はCisco Prime InfrastructureにEnd of Salesのアナウンスが出て、古き良きオンプレミスでの管理ツールの終焉が来たと記事にしました。
2023年4月現在でのCisco社のオンプレミスNetwork管理製品といえばDNA Centerとなっており、Cisco社としては既存PIユーザをDNA Centerへとシフトさせていくというのは明らかだと思います。
DNA CenterはCiscoのx86サーバであるUCSをベースとしたアプライアンス上で稼働することになるのですが、AWS上にも構築が可能になっているようです。
DNA Center FAQサイトで読み取れること
まだ完全な情報を読み込めてはいないのですがCiscoのAWS上のDNA Center構築におけるFAQサイトに必要な情報は書かれているようです。
サイジングについて
現状(2023年4月)の段階では、44コアのアプライアンスモデル(DN2-HW-APL)と同等のサイジングとなるようです。
・1000台のデバイス(Switch、Router、WLAN Controller)
・4000台のAP
・25000台のエンドポイント
将来的にはさらに大きなモデルもリリース予定のようです。
AWS上のDNA Centerの価格
もちろんAWS上にインスタンスを構築する必要がありますのでそのコストはAWSに支払う必要がありますが、CiscoにおいてはNetwork機器側のDNA Licenseだけで良いようです。
日本のAWSサイトに構築できるか?
東京のサイトにて構築可能のようです。
機能制限は?
アプライアンスのDNA Centerと比べて機能に制限がかかっているということはないようです。
まとめ
本日は、まずは簡単に気になるポイントだけをFAQサイトから抜いて紹介しました。
Prime Infrastructureの後継としてDNA Centerを導入したいのだが今更オンプレミスにアプライアンスを購入してまで導入することに躊躇っているユーザも多いのではないでしょうか?
Ciscoで構築されているNetworkにおいてDNA Centerの有効性を確認するためにAWS上に振る機能で構築できるようになったことは大歓迎なのではないでしょうか。