Cisco Prime InfrastructureのEoSがアナウンスされました。

とうとうこの日がやってきてしまいました。
これまでCiscoのオンプレミスの管理ツールとしてCisco Works時代から名前を変え、機能を増やしつつ長くCisco Network管理者に扱われてきたCiscoのPrime InfrastructureのEnd of Salesのアナウンスが発表になりました。

www.cisco.com

End of Salesまでの日程

1. End of Sales Date : 2023年9月29日

これ以降はHardware、Softwareともに新規で購入することができなくなります。

2. End of SW Maintenance Release Date : 2024年9月28日

定期的なSoftwareアップデートがこの日を持って終了します。
新規の不具合があっても修正がされなくなりますので注意が必要です。

3. End of Vulnerability/security Support : 2025年9月28日

重要性の高いSecurityの脆弱性が発見された場合にのみアップデートが行われます。

4. Last Date of Support : 2028年9月30日

Cisco TAC等全てのサポートが終了します。

後継機種に関して

通常であれば、End of Salesアナウンスがされた場合にはその後継モデルのガイダンスも記載されますが、今回のPrime Infrastructureにおいては明確には記載されていません。
Ciscoのオンプレミス管理製品としてはDNA CenterがありますがPrime Infrastructureで管理出来ていた機器がそのままDNA Centerで管理できるわけでもないのでCatalyst9000系以外の機種を使われている場合には注意が必要となります。
とは言え、これまでPrime InfrastructureとDNA Centerでは機能差分も多かったのですが、現在のDNA Centerの最新Versionであれば問題になることも少ないと思います。

まとめ

本日はまとめというほどでは無いのですが、前々から噂されていたCisco Prime Infrastructureがとうとう販売終了へとカウントダウンが開始になってしまいました。
この製品が販売終了になるということ自体よりも、これまでのCiscoの販売スタイルだった買い切りモデルからDNAライセンスによるサブスクモデルへ全ての利用者が切り替えていく必要が出てきますのでその理解が重要になるかもしれません。