Meraki MR ゲストアカウントの申請時に管理者に通知する方法

以前、Meraki MRでゲストWi-Fiを行う際のゲスト自身でアカウントを作成する方法をまとめました。

candm-network.hatenadiary.jp

この記事の中でゲストからアカウント申請があった場合に、管理者にて承認を行う方法に関して手順をまとめましたが、この中で「Meraki管理者に対して承認を通知する方法は別途調査としてありました。

今回は、管理者に対して通知する方法を見つけましたのでまとめておきたいと思います。

1.ゲストWi-Fi設定のおさらい

まずは簡単にゲストWi-Fiの設定のおさらいをしておきます。
ワイヤレス > 設定 > アクセス制御」へ移動します。Splash設定を行いたいSSIDを選択し、Splashページ設定から「サインオン方法」として「Merakiクラウド認証」を選択します。

スプラッシュページの詳細設定」から「ユーザによるアカウント作成を許可」を選択し、「管理者によってアクセスを許可する」を選択します。

2. 管理者へ通知を行う設定

次にゲストユーザからアカウントの作成が行われた際、管理者に通知を行う設定を行います。
ネットワーク全体 > 設定 > アラート」へ移動します。
ワイヤレス設定の中に「ユーザーが新しくスプラッシュページ経由で登録を行った時」にチェックを入れ通知したいメールアドレスを記述します。

3.通知の確認

次に通知の確認を行います。
該当のSSIDにクライアントをアソシエートさせます。
Splashページが表示されますので、アカウントの作成を行います。

先の投稿にも記載しましたが、この方法でのアカウントの作成においては必ずしも存在するメールアドレスである必要はありません。(しかし、パスワードを忘れてしまった場合等には存在するメールアドレスである必要があると思いますので推奨ではありません。)

ゲストが新規アカウントの申請を行うと、2.の手順にて設定した管理者に対してメールで通知が行われます。

Meraki管理者はメール内のリンクをクリックし、承認を行います。

認証済み」が「いいえ」となっているので「はい」とし、承認を行います。

この後、ゲストユーザにてログインが完了することを確認できれば作業完了です。

まとめ

Meraki MRでゲストWi-Fiの環境を構築することはすごく簡単に行うことができます。
企業のポリシーとして管理者にて承認されたゲストのみ接続を行わせたい場合には、Meraki管理者が申請があったことに気づく必要があります。
そのような場合には今回のアラート設定が有効となりますので是非試していただければと思います。