Catalyst2960L、3560CGをROMMONで起動する方法

今回は私がオペミスでCatalystが起動できなくさせてしまい、かつROMMONでも起動できなくなってしまったのでその復旧方法に関してまとめておきます。
対象となるのはCatalyst3560CGおよびCatalyst2960Lとなります。
2023年の今更このようなレガシーな機器に関するニーズは自分しかないと思いますが、インターネットを検索してみても上手くヒットしなかったので、ログとして残しておきたいと思います。

 

Catalyst2960L、3560CGをROMMONで起動する方法

まずは、通常通りCatalystにコンソール接続を行い電源を投入します。
電源投入後しばらくコンソールを眺めていると

*** The system will autoboot in 5 seconds ***
Send break character to prevent autobooting.

と表示がされるはずです。

その言葉の通りこれが表示されてから5秒の間にブレーク信号を送信すればROMMONに落ちるはずなのですが、私は通常MacOSを使っており「そういえばMacでブレーク信号ってどうやって送るんだろう?」とハマってしまったのです。
Windowsユーザであればほとんどの人がTeraTermを使われていると思うので、ここで問題になることは無いと思います。

MacOSでUSBシリアルにブレーク信号を送る方法は無い?

いきなり結論になるのですが、Internet上を色々調べてみたのですが、私の検索能力ではMacOSでブレーク信号を送る方法を見つけることはできませんでした。
"Alt+A"の後に"Alt+B"というのもあるにはあったのですが成功せずでした。

ブレーク信号無しでROMMONで起動するには?

我が家にはWindows端末は存在しないので完全に詰んでしまいました。。
ですけど、そんな環境でもROMMONで起動する方法は存在します。
仕組みとしては単純で、この5秒の間にCatalyst本体の"Mode"ボタンを押すと言うことになります。
"Mode"ボタンは言わずもがなですが、下のイメージの①のボタンです。

"Mode"ボタンを押すと

Interrupt within 5 seconds to abort boot process.
........Boot process terminated.

The system is unable to boot automatically.  The BOOT environment variable needs to be set to a bootable image.

と表示され無事ROMMONで起動できました。

まとめ

改めてNetworkエンジニアとしてWindowsと比べてMacOSは少し面倒だなと思いました。
MacユーザでCatalystをROMMONで起動させたい場合に参考になれば幸いです。