Meraki MR 強制ブロックのSplashページの作成

本日は少しレアな設定を行います。
Meraki MRではSSIDにアソシエート時にユーザにポッポアップページ(Splashページ)の表示を行わせることが簡単にできます。
幾つかのパターンがあり、

  • クリックスルー
  • スポンサーゲストのログイン
  • サインオン方法(Web認証)
  • Cisco ISE連携

等があります。
今回は上記標準設定では出来ないSplashページによる強制ブロックを行う方法を解説します。

SSIDの設定

ワイヤレス > 設定 > アクセス制御」へ移動します。
設定したいSSIDを選択し、Splashページ設定で「クリックスルー」を選択します。

この設定をした場合デフォルトではユーザはSplashページ内の「Continue to the internet」をクリックをすればそのSSIDで通信が可能になります。

今回はこの「Continue to the internet」を表示させたく無い場合の設定を行います。

カスタマイズSplashページの作成

Splashページのカスタマイズを行い新しいページを作成します。
ワイヤレス > 設定 > Splashページ」へ移動します。
設定したいSSIDを選択し、カスタムテーマから「新規作成」をクリックします。

作成するカスタムテーマのベースとする既存のテーマ「モダン」、「優雅」(?)を選択しコピーをクリックします。

今回はモダンテーマをコピーしたいと思います。

複製されたカスタムテーマの編集をおこないます。
鉛筆アイコンをクリックします。
blocked.html」を選択し、「編集」をクリックします。

HTMLコードが表示されますので、丸ごとコピーをします。

次に「continue.html」を選択し、「編集」をクリックします。

表示されたHTMLコードを削除し先ほどコピーした「blocked.html」のコードをペーストします。

Splash設定ページに戻り、今回作成したカスタムテーマを選択した状態で、「プレビュー」をクリックします。

そうすると、今回作成したBlockページが表示されることが確認できたかと思います。

まとめ

今回のSplashページ表示の利用可能として、「廃止されたSSIDに対してのユーザへの注意喚起のためのSplashページ表示」や、先に記事としてまとめた「Meraki単体でのMACアドレスフィルタリング」におけるSplashページの表示等があると思います。

candm-network.hatenadiary.jp

これ以外にも今回は既存ブロックページを丸ごとコピーして利用しましたが、HTMLが書ける場合は自身で自由にSplashページの作成を行うことも可能です。
その場合、利用できるHTMLタグやAttributeに制限がありますので下記Merakiドキュメントを参照していただければと思います。

documentation.meraki.com